ホテルや西洋料理

香港のイギリス植民地時代を起源とする。

イギリスにおいて一般的な、紅茶に牛乳と砂糖を加えてのむミルクティーは、アフタヌーン・ティーの習慣とともに、清末に広州や香港に進出したイギリス人によって持ち込まれた。

ミルクを加える習慣がない中国茶に対して、ナイチャーと呼んで区別した。

当時、広東省周辺には乳牛はおらず、用いられたのは農耕に用いられていた水牛の乳であった。

広州南郊の沙湾鎮や順徳鎮が、広州で消費される水牛乳の生産地となり、また、牛乳プリン、生姜牛乳プリン、大良牛乳などの独特の食品も作られるようになった。

香港においても植民地化にともなうイギリス人の居住とともにミルクティーを飲む習慣は持ち込まれたが、地元に牧場がない香港では、新鮮な水牛乳も得ることが困難であった。

このため、1856年に発明されたコンデンスミルクや、1885年に発明されたエバミルクが、保存性がある缶詰の形で代用にされ、新鮮な乳を用いるミルクティーよりも一般的となった。

当初、ミルクティーは、ホテルや西洋料理のレストランで出される高価な飲み物である。
update:2010年02月27日